ウズベキスタン剣道日記【前編】シルクロードの宝石、青の都へ。
さて、ウズベキスタン剣道日記前編です。
そもそもなーんでまたウズベキスタン?一体どういう基準で選んだ国に行ってるんや?と思われるんでしょうね。私自身もそう思っていますよ。
今回もT先生からのお誘いです。というより、T先生のお誘いがないと行かない、とまでは言わないものの、日本国内にはゴロゴロ転がっている5段のぺーぺー剣道家である私には、外国から直接お誘いの声がかかるはずもありません。
今回は、「昔、ウランバートル(モンゴル)に行ったとき、一緒に剣道した人がいまウズベキスタンに駐在しているみたい。剣道セミナーがあるから、お手伝いとして行ってみませんか?」とのこと。
またまた、T先生の不思議な縁が発動してのウズベキスタン。ウズベキスタンの場所も知らず、そこに何があるかも知らず。どうやら、中央アジアなるエリアにあるらしいという程度の知識でしたが、「これ、自分では絶対行こうと思いつかへん国やんなぁ。兆行きたい。自分では行こうと思わない国第2弾として行きたいな〜。よし行こうそうしよう」ということで、お誘いに乗ることに。なお第1弾は、剣道こそしていませんが、バーレーンです。これも何でなんでしょうね。自分でもよくわかりません。
ちなみに、ウズベキスタン滞在中、当然ながらテンションが上がり、調子に乗った結果、「ウズベキスタンひゃっほ〜う」なる投稿をSNSにしたところ、複数の友人から私も今いるよ!と連絡があり、ただただ自身が無知なだけということが発覚し、なんで皆ウズベキスタン知ってるんだろう・・・となりました。私の知見の狭さたるや。
さて、このウズベキスタンの行き方ですが、成田から直行で行くか、仁川から乗り継いで向かうかのどちらかがメインの行き方で、今回は後者。韓国に前泊して、翌日ウズベキスタンに向かうという旅程である。時差は5時間で、まあまあマシか〜という感覚でしたが、後に時差ボケにより抹殺されることに(こちらは後編で。)。その他、仁川空港到着後、夜ご飯を求めてカジノまで防具竹刀を担いで歩くという珍エピソードもありますが、また番外編か何かで。
到着後は、初・中央アジア。初・ウズベキスタンといういこともあり、しばし観光。日本人観光客のバイブルである地球の歩き方によれば「青の都」ということでしたが、とにかく美しい。
また、ウズベキスタンの何がすごいかというと「綺麗・安全・清潔」なんでございます。どのレベル?と言われると、日本レベル。そう日本レベルなんです。夜中に女子どもが歩いてても全然OK。超安全。
更に驚くべきは、物価。安い。安すぎる。ざっくり言いますと、現地の通貨単位は「スム」なんですが、100円の買い物が約10000スムとなるんです。要は「500円ね!」といわれると50000スム支払う、つまり、5万円札を出すことになるので、一瞬、うっとなるのですが、よくよく考えると「500円」なのである。やす〜い。
タクシー移動がメインでしたが、1000円を超えることはまずなく、驚きの安さでした。食事も、レストランで爆食しても1万円を超えることもそうそうないし、バザール併設の食堂のようなところだと3人で2000円。やっっっす。
円高物価高の日本に住んでいる日本人からすれば(おまえの経歴でほんまに日本人かよ!といわれるとそれまでですが)、中央アジア・ウズベキスタンは最後の楽園なのかもしれない。フィリピンより観光もしやすいし、ウズベキスタンにたどりつくまでの移動時間さえ耐えれば、超おすすめ。そんだけたくさんフィリピンに行ってるくせに、その発言はフィリピンを裏切っているのでは?と後ろ指をさされようとも。時代は中央アジアや!リピートさせてくれ!私はもう、ウズベキスタンのシャシリクとプロフとトマトを忘れられないんや!ご飯、おいしかったんだよなぁ・・・。
さて、いい加減剣道の話をせよとの突っ込みがありそうなので、剣道セミナーへとジャンプしましょう。中編で。(観光の話は、果たして需要があるんでしょうか?youtubeもあるし、地球の歩き方もあるし、いらないような気がするけど、需要があれば番外編として出そうかしら。)
中編では、ウズベキスタンで大島先生にボッコボコにされ、更にInstagramで3カメ殺しのデジタルタトゥーを食らう私などをお届けします。それではまた。